ヒスイ拾いが楽しめます。
ここは富山側ですが、砂浜はほとんどなく、
護岸工事された海岸に所々、石ころの浜があります。
この中にヒスイが混じっているのですが、
半日探して一個もないこともあり、
それだけに見つけた時はドキドキします。
ヒスイは古代から大切にされた宝石、
縄文人が造る勾玉(まがたま)はよく知られています。
近くの縄文遺跡では加工途中の勾玉も残っているので
もしかすると日本各地で出土する勾玉は
ここに暮らした縄文人が造ったのかも…、
古代ロマンですね。
一般的には白っぽい石を探していきます。
例えばこんな石。
慣れてくると一目で違うことがわかります。
これはヒスイではありません。
まず形。
ヒスイはとても硬い石(硬度はダイヤモンド並み)、
波でもまれても丸くならずに「角」が残り、
何となく「四角い形」をしています。
それと手触り。
石の表面が乾いてもヌルっとして
油を塗ったような触感です。
実はこの日はとてもラッキーでした。
海岸で探し始めて5分程でヒスイが見つかりました。
これがその瞬間。
はじめの2分間をカットしたので
動画では約3分後にヒスイを手にしています。
半日かけて一個もないこともあるので
こんなに短時間で見つかるのは珍しいことです。
ヒスイを家に持ち帰って眺めてみました。
丸みの中に角が残り、ヒスイの硬さを物語っています。
さらに見分ける重要なポイントは結晶。
表面をよく見ると「味の素のような結晶」がキラキラしています。
そして何と言っても光を透過させると・・・
何とも言えないきれいな緑色に透けます。
縄文人がこの色に特別な何を感じたのでしょうね。
海岸でヒスイを探して歩いていると
少しだけ縄文人に近づけたような気持ちになります。