2019年4月23日火曜日

【解説ブログ】休耕田の水たまりをガサガサしたら…

何年も使われていない休耕田。

下流側(左側)に建物ができ、コンクリートのよう壁が

造られたことが原因らしく、水はけが悪くなって

いつも水たまりができています。



水たまりに近づくと雨粒のような波紋、

魚が群れていることがわかりました。

水深が10センチもないので浅底の網でガサガサ。



群れていたのはメダカ、簡単に捕れました。


この周辺に棲んでいるのはキタノメダカ。

関西から東北の日本海側に分布しているタイプ。

色合いがスッキリしているミナミメダカに比べて

ウロコのわまりにある網目模様が濃いのが特徴です。




そろそろ産卵時期なので水たまりに逃がしました。

夏に水が枯れないと良いのですが・・・


🐟

2019年4月20日土曜日

【解説ブログ】泥底の穴を小枝でブルブルすると…

幹線道路に挟まれた休耕田の中に昔ながらの土水路が残っています。



水路に入ると膝あたりまで沈み込むズブズブに沈み込みます。

泥底をよく見ると割れ目のような小さな穴を発見!


枯れた小枝を差し込んでグルグルすると・・・



この一個だけと思っていたら土管の中にも穴を発見!!




これはドブガイ釣りと呼ばれている昔の遊び。

泥底の穴はドブガイの水管が作る水の出入り口。

この周辺は貝を開けているので小枝を差し込んで

グルグルすると刺激で貝を硬く閉じてしまうので

そのままドブガイは釣りあがります。


これぐらいの大物になると慎重に釣り上げないと

重くて落ちてしまいます。


水路に戻すと1時間程かけて泥底に潜っていきました。


ドブガイ釣りをしている時は姿を見せませんでしたが、

野生メダカがたくさん棲んでいました。



ドブガイなどの二枚貝には水の浄化する生き物なので

見た目は汚そうな水路ですが、メダカには棲みやすいようですね。


🐟

2019年4月14日日曜日

【解説ブログ】海辺の沼にわなを仕掛けた。エサは煮干し、レバー、みそ…

河口付近にできた湿地帯。十年ほど前は海に流れ込んでいましたが、

今は洪水でせき止められて沼になっています。



この砂浜にはハマヒルガオの他、名前がわからない海浜植物が生えていたり、

アリジゴクの楽園(笑)になっています。


ナマズ、ウグイ、フナ、カニ、エビ等が棲んでいる沼に

自作のペットボトルのわなと市販のわな(お魚キラー)を

仕掛けてみました。


エサは煮干し、鳥のレバー、みその3種類です。

これまでの経験から煮干しに集まるのはエビとカニ。


レバーはナマズとフナやウグイ。


みそはフナとウグイ。

どれも捕れるかどうかは別ですが…


わなを仕掛けて3時間後に引き上げたところ

レバーを入れたペットボトルには獲物ゼロ。


レバーを入れた市販のわなにはウグイの稚魚3匹、

思ったほど入っていません。



煮干しを入れたわなには予想通り、モクズガニ。

ここはエビがよく捕れますが今回はゼロ。

モクズガニに圧倒されて逃げ出したのかもしれません。



大漁だったのはみそを入れたペットボトルのわな。

ウグイの稚魚がたくさん入っていました。





これがワカサギだったらなぁ~・・・、

そんなことを思いながら沼にリリースしました。


まったく捕れないこともあるペットボトルのわなですが

中に一匹でも魚が入るとみそがまき散らされて

魚たちが集まってくる、そんな状況が想像されます。

次回は水中撮影をしてみようと思います。


🐟

2019年4月7日日曜日

【解説ブログ】春、田んぼの排水路でガサガサ。何が捕れた?

4月の初め、少し暖かくなってきたので

田んぼの排水路でガサガサしてみました。



水草やアオミドロが繁茂しているので網は扱いにくく、

この場所はいつもプラスチック製のザルを使っています。


タニシとザリガニは即リリース。

1時間ほどのガサガサで捕れたのは・・・

タイリクバラタナゴ4匹、メダカ(キタノメダカ)2匹、

ギンヤンマのヤゴ2匹、アカハライモリ1匹。






この水路で去年、イモリの「鳴き声」が偶然に収録できました。

それはまるで宇宙生命体が発するビーム音のようでした(笑)

イモリのお腹の色や模様は何となくウルトラマン系のデザイン。

水の惑星に棲む宇宙的な生き物なのかもしれませんね。


🐟