公園と道の間にコンクリートの溝が作ってありますが、
長年の泥がたまり、何となく汚れた感じがします。
溝をのぞくと雨のような波紋が水面にできていました。
小魚が群れです。実は以前、ここで何度もガサガサしたので
何が捕れるか想像が付いていました。
網を数回入れただけで小魚がたくさん捕れました。
小さなアメリカザリガニと、メダカのそっくりさん、カダヤシ。
ともに海の外から日本に連れてこられた生き物です。
特にカダヤシは【特定外来生物】に指定される厄介者、
メダカの生息域を脅かす存在です。全体の形や大きさは
よく似ていますが、尻びれがメダカと違います。
カダヤシは汚れた環境にも強く、この溝ではメダカと
入れ替わったようです。
「蚊を絶やす」という働きに期待した人間の都合でしたが、
今は特定外来生物にされ、うっかり捕った場合には
その場で土に還すのが最善策(殺処分)とされています。
メダカがいることに気づきました。
尻びれが見分けるポイントですが、こうやって見ると
目の雰囲気がかなり違いますね。
もう一度、水中の動画を見なおすとカダヤシの中に
メダカが何匹か混じっているのがわかりました。
子孫を残すためのボウフラ争奪戦、
この汚い溝ではカダヤシが優勢みたいですね。